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ラブ❤ゲー!
第2章 2章 なってあげる
先程の怪しい人がまた、私達の後ろをついてきている。
同じ人な様子で、目が合っても物影に隠れながら歩いてくる。
ユリアンさんが、顎でさっさと歩けと合図してくる。
皆、気がついてたみたい。

とりあえず、前を向いて歩き始める。
ベンチに座って寛いでいる女剣士さんのパンツを眺めるように屈んでいる人が居る。
……あれは、流石に。
ユリアンさんのほうを向いて指差すと、ユリアンさんはパンツを覗いている人の肩を叩いてくれた。
相手の人は驚きながら逃げていく。
そして、見られていた人は驚いた表情で逃げていった人を見つめて、その後憤慨した様子で追いかけて行った。
……気が付いてなかったみたい。
しかし、一つだけ疑問に残る。
ユリウスさんは眼鏡とかをつけてないのに、何故かあの人が見えていた。

「ねぇ、ユリアンさん。何でさっきの人が見えたの?」
「……スキル」
「スキル?」
「……そう、アーチャーのパッシブスキル」
「パッシブって何?」
「……使わなくても使えるスキルの事」
「へー、便利だなぁ」

ユリアンさんって、かなり強くて頼りになる人なのかも。
結構喋らないけど、結構細々とした所に気が付くし。
なんだか、この人は変な事は絶対しない。
気が付けば、ユリアンさんには心を許してるみたいで自然とタメ口になってる。

ユリアンさん本人は、ずっとナビを弄っている。
……何してるんだろう、ちょっと気になる。

ユリアンさんは真後ろに居るからそんなによく観察は出来ないんだけど。
それでも、まつ毛は長くて茶色い長い髪を一つに結んだ、なんかイケメンっていうより美人っていう言葉が似合う人。

……それにしても、ユリアンさんにしろリヒトさんにしろ、エリアスさんにしろ。
ゴーグルをくれた商人さんや、ピンク縁眼鏡の商人さん、そして今真後ろについていきているストーカーまがいのシーフさん。
皆皆美男美女で、さっきの女剣士さんだって凄く美人だった。
……そっか、皆自由に顔を作れるから、自然と美男美女ばっかりになるんだ。
現実世界に帰った時に、美人慣れしないかってちょっとそこだけ不安になる。
でも、よくよく考えてみると性別だってそうだ。
ゲームの性別=リアルの性別って訳でもない。
もしかしたら、もしかするとユリアンさんは女の人で、お友達になれるのかも!!

「ねぇ、ユリアンさんって本当は女?」
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