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ラブ❤ゲー!
第2章 2章 なってあげる
縄で繋がれた女の人達はほぼ消えていて……。
「消えちゃった……?」
「HP<ヒットポイント>が0になると死んで復活地点として登録した場所に戻されるんだ。戻ってくる前に、ギルドルームに移動しよう」
「……ここは危ない、ギルドに入るまで来ないほうがいい」
「ごめんね、私のせいで」
「いや、近道だからってここを通った俺が悪いんだ」
リヒトさんとユリアンさんは、切羽詰まったように私の手を引っ張ると走り出した。
その途中、騒ぎを聞きつけたルイフォードさんとエリアスさんも来ていて……。
「おいおい、何があったんだ?」
「町中で誰がぶっぱなしんたんだよー?」
「俺等だよ。うちのお姫様がギルドに入ってないってバレちゃって」
それだけ言うと、エリアスさんは何か思い出したように顔をしかめた。
「そういや、何も手続きしてないんだから勝手に消えるな」
「そっちが喋ってばかりで動かなかったんじゃないか」
先程の事を思い出したらしく、リヒトさんの機嫌が一気に悪くなるのを感じる。
だがしかし、相手はあのエリアスさん。
あんまり怒らないらしいリヒトさんが怒り出しても平然としている。
「……ギルドルームを開けられるのはマスターのみ、すぐに開ければいい」
「っち、さっさと入れ」
ユリアンさんには弱いみたいで、指摘されるとバツが悪そうに元来た道を戻っていく。
その後ろで、何名かの足音が聞こえてきた。
すると、ルイフォードさんの姿が消え、ユリアンさんが矢を放ち始めた。
「冷たき息吹よ、眩き輝きよ、我を守りたまえ……、アイスウォール!」
リヒトさんが唱えると、目の前に氷の壁が出来てしまう。
けれども、氷の壁はすぐに溶け始めていて。
……もう追いつかれるかも!!
私は慌てて走り出した。
捕まって、あの子達に仲間入りなんてゴメンだ。
後ろのほうでは、リヒトさんが蜃気楼になっていた……。
わ、私のせいで死んじゃったって事かぁ……。
泣きそうになりながら、必死に走った。
「早くしろ!!」
先に行っていたエリアスさんがやってきて、ギルドルームらしい家のドアを開けてくれている。
慌ててその家の中に入ると、首にかけてた見えない人を見えるようにするゴーグルを持っていかれた。
「リ、リヒトさん達は……?」
「安心しろ、あいつ等の復活地点はギルドルームの中だ」
「消えちゃった……?」
「HP<ヒットポイント>が0になると死んで復活地点として登録した場所に戻されるんだ。戻ってくる前に、ギルドルームに移動しよう」
「……ここは危ない、ギルドに入るまで来ないほうがいい」
「ごめんね、私のせいで」
「いや、近道だからってここを通った俺が悪いんだ」
リヒトさんとユリアンさんは、切羽詰まったように私の手を引っ張ると走り出した。
その途中、騒ぎを聞きつけたルイフォードさんとエリアスさんも来ていて……。
「おいおい、何があったんだ?」
「町中で誰がぶっぱなしんたんだよー?」
「俺等だよ。うちのお姫様がギルドに入ってないってバレちゃって」
それだけ言うと、エリアスさんは何か思い出したように顔をしかめた。
「そういや、何も手続きしてないんだから勝手に消えるな」
「そっちが喋ってばかりで動かなかったんじゃないか」
先程の事を思い出したらしく、リヒトさんの機嫌が一気に悪くなるのを感じる。
だがしかし、相手はあのエリアスさん。
あんまり怒らないらしいリヒトさんが怒り出しても平然としている。
「……ギルドルームを開けられるのはマスターのみ、すぐに開ければいい」
「っち、さっさと入れ」
ユリアンさんには弱いみたいで、指摘されるとバツが悪そうに元来た道を戻っていく。
その後ろで、何名かの足音が聞こえてきた。
すると、ルイフォードさんの姿が消え、ユリアンさんが矢を放ち始めた。
「冷たき息吹よ、眩き輝きよ、我を守りたまえ……、アイスウォール!」
リヒトさんが唱えると、目の前に氷の壁が出来てしまう。
けれども、氷の壁はすぐに溶け始めていて。
……もう追いつかれるかも!!
私は慌てて走り出した。
捕まって、あの子達に仲間入りなんてゴメンだ。
後ろのほうでは、リヒトさんが蜃気楼になっていた……。
わ、私のせいで死んじゃったって事かぁ……。
泣きそうになりながら、必死に走った。
「早くしろ!!」
先に行っていたエリアスさんがやってきて、ギルドルームらしい家のドアを開けてくれている。
慌ててその家の中に入ると、首にかけてた見えない人を見えるようにするゴーグルを持っていかれた。
「リ、リヒトさん達は……?」
「安心しろ、あいつ等の復活地点はギルドルームの中だ」