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ラブ❤ゲー!
第2章 2章 なってあげる
エリアスさんが、私のゴーグルをつけながら辺りを見渡している。
ドアは既に鍵を閉めて合って、外からは何の音も聞こえない。
けれども、戻っていく大勢の人を見かけた。

「よし、誰も居なさそうだ」

その時、奥の部屋の扉が開いてリヒトさんが出てきた。

「どうやら大丈夫だったみたいだね」
「あんなに暴れたのは久々だったな、スカッとした!」

疲れた顔をしている皆とは正反対に、ルイフォードさんは気持ちよさそうに背伸びをしている。

「ったく、さっさとナビを出せ。ギルド加入手続きを済ませるぞ」
「……あ、うん」

ギルドって何だろ?
疑問ばっかり残るけど、入っておかないと外も歩けないんだよね。
外を歩けないって事は、ずっとこの逃げ惑ってるだけのお荷物状態が続くわけで……。

早くレベルアップする方法。

中出しか、フェラ。


先程の現状を目の当たりにして、やっぱりLv1のままでは駄目だ、そう実感した。
本当に何も出来なくて、守ってくれてる仲間が消えていく所を目の当たりにしながら逃げている。
しかも、自分のせいで消えていく。
なんか、泡が手をすり抜けていく感覚に似ていて、凄く歯がゆいんだ。

もう、あんな事はこりごり、お荷物になんかなりたくない。

私は、エリアスさんにナビを差し出した。
数秒後に私の目の前に『ギルド登録完了しました』というウィンドウが出てくる。

「さーて、次はお前の名前だ」
「やっば、完全に忘れてた」

さっきの騒動で完全に忘れちゃってた。
本名とは別な、ヴァーチャル世界での新しい名前。
って言われてもなぁ、いざ言われても思いつかないし、自由に変えられないんだろうし。

「な、何がいいかなんて思いつかないし、当分このままで……」
「流石に、数字のままは呼びにくいんだけどー?」
「俺でよければ、何かつけようか?」
「うーん、お願い」

私は、自分のナビを皆が座るほうに差し出す。
皆うなりながら、あれやこれやと考えてくれている。
出来れば、次は男になりたいから男性でも女性でも使える名前がいいんだけど……。

「うーん、うちのお姫様にピッタリな名前か」
「それ程可愛くもないし、男っぽい名前でいいよ~」

男っぽいクールな名前に期待しちゃう。
実の所、本名の聖はとても気に入ってる名前だから。
男性でも女性でもいけるって所がお気に入り。
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