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ラブ❤ゲー!
第4章 イかせてあげる
……流石に、この年でこの服はきついデス。
二十歳を超えたオバサンが、この下着……。

「あの、もっと大人し目の服は……」
「嫌いか?」
「いや、好きだけど……」
「なら決まりだな。おら言って来い」

そう言われ、私と共にユリアンさんまで押し出された。

「……俺も?」
「一人じゃ攫われるだろ」
「……なんで俺?」
「忍んでる奴には、お前が一番だろ」
「……そっか」

納得した様子のユリアンさんは、私の手を引いてお店の中に入る。
お店の中は、カップ事にはわかれておらず、色やデザインごとに分れていた。
その中に、ピンク色の薄いレースで出来た可愛らしいワンピース型のランジェリーが売ってある。

「わー、可愛い。でも実用的じゃなさそうだしなー」

こういう、チュチュっぽい感じのスカートが可愛い。
……そういえば、お金はどうするんだろ?
そんな事を考えていると、横に居たユリアンさんが、さっき私がいいなと思っていたワンピースっぽいランジェリーを手に持っている。
他にも、薄いピンクのレース生地のビスチェやら、白い生地にピンクのリボンのブラとパンティのセットやら……を手に持っていた。
色は殆どピンクか白で、黒などの色のショーツは持っていなくて。

「ピンクが好きなの?」
「……ううん、でも似合う色」
「あー、髪とかピンクだもんね」
「……うん、だからこの色」

他にも色々たくさんあるけれど、現金が使えるのかどうかが気になってあんまり積極的に手に取れない。
折角お買い物に来たのに。
ちょっと憂鬱になるけれど、後々頑張って稼いで買うか、現実のお金が使えるならそっちで買おうと決めた所にユリアンさんがレジにて支払いを終わらせていた。

「え、あ、よかったのに!!」
「……ううん、ほとんど俺が選んだし」

このお礼は、別な形でしないと。
生まれてから、お金に困った事がないせいか元彼にすら服を買ってもらった事はなかった。
逆に、買うほうだったからこういう時はどうすればいいのかがわかんない。
しかも荷物だって持ってくれてるし。

「……行こう。あいつ等は服しか選ばないだろうから」
「う、うん……」

ユリアンさんに手を引かれ、その後バックやアクセ等の小物のお店に行ったり、香水専門店に行ったり、メイクショップに行ったりした。
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