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ラブ❤ゲー!
第4章 イかせてあげる
「女性の身支度は時間がかかるんだから、もうちょっとゆっくりさせてあげなよ」
「はぁ? 一時間も立ったぞ」
「ごめんね」

もう、そんなに時間がたってたんだ。
全然知らなかった。

「そんな事してたら、もう夕方になるぞ?」
「え、もうお昼終わったの?」
「とっくの昔に過ぎたよ」
「ご飯食べ忘れちゃった……」
「昼飯くらい抜いたって死にはしない」

エリアスさんに手を引かれて歩き出す。
言葉ではきつい事を言うエリアスさんだけど、エスコートしてくれる時は凄く優しい。
こういうのをギャップって言うんだっけ?
服だって、目一杯買ってくれたし。
えっちの時は乱暴だったけど。

「ヒールの呪文くらい覚えたか?」
「うん、バッチリ」
「なら大丈夫だな。それさえあれば大体いける」

そういえば、毎回エスコートしてくれるのはエリアスさんだ。
何か理由でもあるのかな?
やっぱり、マスターだからかな?

「はー、こうやってパーティ組むのも久々だな」
「今まで組んでなかったの?」
「あー、このゲームは高レベルになる程アコライトが少ないからな」

その言葉に疑問を持つ。
転職の時には、あんなに居たのに。

「結構多かったよ?」
「それは、低レベルの話だよ。大体高いレベルになるまでに、悪質なギルドメンバーに攫われるか、システムについていけずに挫折しちゃうんだ」
「あれ、でも簡単に強くなれたよ?」
「今のお前のレベルじゃ、まだ高レベルとは言わない。初心者のままだ」
「え、そうなんだ」

こんなにレベルが上がったのにと思う反面、エッチで簡単に慣れちゃうから、この先は上がりにくいのかも。

「そもそも、セックスばかりでレベルが上がった奴を高レベルだとは認めない。そういう奴は、高レベルとは言わずに地雷って言うからな」
「地雷、かー」
「よく考えてみろ、訓練もせずに強敵と戦えるか?」
「無理だと思う」
「そういう事だ。レベルが高くなると、自然と敵は強くなる」

言われて見れば当然だ。
エッチでレベルを上げてると、実践でどうやればなんて一切わからないから。
いつまでも足手まといのままって事。
……それは、嫌だ。
それに、エッチしなくていいんならそのほうがいいに決まってる。

「わかったら、ちゃっちゃと呪文を覚えろよ」
「うん、わかった」

そうだ、まずは呪文を覚えないと。
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