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ラブ❤ゲー!
第4章 イかせてあげる
「勝負は半年後だからな、気合入れていけよ!」
「何かあるの?」
「ギルドバトルだよ」

そういえば、前にユリアンさんが言っていた気がする。

「ユリアンさんが後々わかるって言ってたこと?」
「……それ」

説明なんて、何も聞いてなかった気がする。
結局なんだったんだろ?

「ギルドバトルは、ギルド同士が戦うお祭りみたいなものさ」
「お祭り?」
「そうだよ、商品が出るのもあるけど、エリは単に負けず嫌いだから」
「そ、そうなんだ……」
「なぁにが負けず嫌いだ!!」
「だって、そうじゃないか」
「ハァ!? あんな不正者集団に負けて黙ってられるか!」

どういう事なのか、さっぱりわからずに隣に居るユリアンさんに聞いて見る。

「……表に居る、女の子を食い物にしてる奴らが前回のギルドバトルで優勝したギルド」
「へー、そうなんだ。正義感があるんだね」
「……そ。エリの仕事は刑事」
「うっそぉ!?」

マフィアのボスとか、ホストとか、そういった仕事が似合ってそうなのに。
よりにもよってお堅い職業だったなんて、ちょっと意外。

「マリーが馬鹿さえしなけりゃ、いやあの頃から姫がゲームを始めとけば俺等が優勝だったんだぞ!!」
「まー、あれはマリーちゃんが大きく情報流した時点で無駄でしょ」
「絶対捕まえる前にあいつ等に勝ってやる!!」
「その前に、リーダーとかその他メンバーの所持さえ掴めてない癖に」
「警察なんでしょ? 調べられないの?」
「それがっ!! あそこのギルドの幹部組みはほとんど不正IDなんだよ! それなのに、このゲームはゲームに差支えがないからって野放しにしてやがる!!」

今にでも噛み付きそうな勢いの、頗るご機嫌斜めなエリアスさん。
これが職業病って奴かなぁ、と思いつつそんな彼を眺めていた。
……あれ、警察なら、極秘でたっくんについて調べてくれるんじゃ?
実の所、たっくんが行方不明と知らせると、会社の役員会議で色々と問題になる。
主に、たっくんを社長にするかとか、私達の家系に会社を任せるかとか。
親戚の人達は私達でいいっていうんだけど、それ以外の人が原因で公に出来ないんだ。
……ソレも、私の元彼の隼人君が原因。
私と別れた後、何と隼人君は浮気相手を更に増やしながら、自分こそ社長にふさわしいと宣言した。
一部の役員達の心もがっしりと掴んでいるから、今回の事が公になれば……。
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