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ラブ❤ゲー!
第5章 可笑しくなってあげる
後ろを向く事は絶対しない。
ママから教えてもらった事。

「そんな事いいから、早く行こうよ。ちょっと止まり気味じゃない?」
「そうだね」

ああ、でもまずは目の前の問題を片付けないと。
たっくんを探して、マリーさんを助け出す。
時間が遅くなればなる程最悪のケースはたくさん出てくるのもだから。
ダイヴマシンも、ずっとつけっぱなしで稼動していられる程高性能でもない。
一ヶ月続けた人が、感電死したという事件もあったし。

箱入り娘でお嬢様育ちのお母さん。
我侭で自堕落なお父さん。

お母さんは、探す手段なんて執事に頼む事くらいしか思いつかない。
お父さんは、たぶん探す事すらしないから。
だから、自分で探すしかない。

下手におじいちゃんに知られて大事になると、そのまま隼人君が私達の会社の社長になろうと動き出す。
うちの親戚の中でも最も大きい会社で、その会社が自分達以外の物になるって結構大事だから。
子会社の社長になってる親戚達が困る。
取引相手になってる親戚達や、友人達も困るだろうし。

それに、マリーさんのほうは完全に長時間放置すると本人の精神が危ない事が確定済み。
……マリーさん救出メインで頑張ろう。
たっくんの事はエリアスさんに任せて、私は強くなる事だけに集中するんだ。

でも、ギルドバトル開催は半年後だっけ?
それまでに、持つはずもない。
どうしよう、どうしよう。
マリーさんの住所が分れば、点滴等でフォローできるんだけど。
でも、このぶんじゃ住所はわかりそうにもない。

あそこのギルドに潜入するにしても、私が行ったんじゃミイラ取りがミイラになるだけ。
帰って来れず、逆に面倒をかけてしまうから。

じっと考えていると、頭を軽く叩かれた。

「おい、本当に大丈夫か?」
「うん、大丈夫。それより、マリーさん救出って間に合うのかなって……」
「ああ……」

全員が、顔をしかめた。

「お前がマリーの現実の身柄を確保できないのか?」
「住所なんて、わかんないよ……」
「いや、お前はわかるはず」
「なんで?」

すると、間を置いてエリアスさんが言葉を紡ぐ。

「相手の女は、天月聖だとそう言ってたぞ」

その時、心臓が止まるかと思った。
マリーさんは、じゃあ、あの巨乳の女の人?
それじゃ、子供はどうなるの?

昔、執事の柳にマリーさんこと水無月遥さんの住所を聞いた事がある。
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