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ラブ❤ゲー!
第5章 可笑しくなってあげる
とりあえず、隼人君が来たらお父さんとたっくんの身柄はきちんと助け出そう。
隼人君本人の身柄を捕まえてからじゃないと隼人君は絶対返してくれない。

そうこうしていると、ドアが開いた。
簡易充電器がつけてあるダイヴマシンが到着。
お母さんが慌てて中を見ると、「あなた!」と叫んだ。
その後、股を潜るタイプの亀甲縛りで縛られて到着したのは、隼人君。

「ってー! せめて、普通の結び方にしろよ! 股を潜らない亀甲縛りも合っただろ!?」
「ごめんなさい、これしか知らないの」
「嘘つけ、この駄メイド!」

駄メイドと呼ばれ、動けない事をいい事に隼人君に蹴りを入れたのは桜。
隼人君の後ろからは見た事のないハイテクなダイヴマシンが入ってくる。

「さっさと飯にしろよ、腹減ってんだぞ」

縛られてもこの調子の元彼に頭が痛くなる。
絶対、自分が悪い事をしたなんて自覚して無いんだ。

「ご飯の前に、お父さんとたっくんを現実に連れ戻したらね」
「自分でするんじゃないのかよ」
「だから、自分でこうやって連れ戻そうしてるじゃない」
「……ちっ、狸が。まぁいい、久々に上手い飯が食えるんだし」

わざと、痛むように移動させていく執事達に隼人君は半ば失神しそうになっている。
しかし、この状態で我慢できるのって隼人君は以外と我慢強いんだ。

「てめー、感度設定MAXにしやがって! 糞執事!」
「あ? さっさと入りやがれ!!」

ガンッとマシンを蹴るような音と共に、隼人君の声がしなくなった。
入った部屋はたっくんの部屋で、3つのダイヴマシンが並ぶ異様な光景だった。

「あ、そうだ柳。エリアスさんをここに呼べる?」

そう言うと、柳は凄く嫌そうな顔をする。
仲悪いのかな?

「隼人君のIDを特定しないといけないから」
「バーベキューが終わってからでもいいのでは?」
「その頃になったら、隼人君戻ってきちゃうじゃない」
「ああ、それは大丈夫です」
「なんで?」

その時、柳は恐ろしい事を笑顔で言いのけた。

「これは、犯罪者専用のダイヴマシンです。行動できる施設は決められており、ログインもログアウトも思いのままですよ」

「……って事は……」

「優勝するまで、彼にはゲームの中に居てもらいます」

大好物の肉が食べれなくて、悪いのは私じゃないからねと心の中で反撃しておいた。
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