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ラブ❤ゲー!
第5章 可笑しくなってあげる
「いやー、別な企業との問題を解決して下さるそうで……」
「天月財閥さんのお力になれるなんて、光栄ですよ」
「とてもいい日に来たもんだ!」

おじいちゃんはご満悦な様子。
他の親戚もリヒトさんに用があるみたいで、すぐに呼ばれて行った。
リヒトさんは、人のよさそうな笑顔(ただしヤクザ顔)を浮かべながら呼んだ親戚の方に行ってしまう。

「おお、久しいのお、聖。元気にしとったか?」
「うん、軽い挨拶しかできなくてごめんね?」
「気にせんでよか! 会う機会を作ってくれて嬉しい限りだ」

本当は、お母さんのご飯を食べたくないだけだなんて言えない空気で、とりあえず笑って誤魔化す。

「そうだ、おじいちゃん。まだ警戒中みたいで、警察の方が私とたっくんの警護をしてくれるみたいなの。それで、家に泊りたいんだって。隼人君の部屋を使ってもいいよね?」
「ああ、それなら手狭になるから引っ越すか。ここのすぐ近くの家が空いたそうだ。そこに引っ越しを考えていたところだから、良い機会かもしれない」
「そうなんだ、どんなお家?」
「プールがある家で、5階建てだから部屋は好きなだけあるぞ」
「へー、そんないいお家が空くなんて珍しいね」
「あそこは、父さんがデザインした家だからな。住んでいた人が、海外に引っ越すとかで日本に戻るまで使っていいそうだ」

そういえば、お父さんの本業ってインテリアとか室内のデザイナーだっけ。
全く仕事をしていないから、忘れてちゃってた。

「ふむ、そうか。明日、執事を総動員させて引越しをさせる」

その後は、私達の家の話になってた。
お父さんが欲しがってる土地がやっと手に入ったから、今から別荘と私達の自宅を作る話。
完成するまで用はないから、元の場所に帰る。

私が座っていたソファーは、柳とエリアスさんとユリアンさんに占領されていて。
ユリアンさんを囲んで2人が座っている様子で、何やら2人はユリアンさんを捕まえて無理やりケーキを食べさせようとしている。
ユリアンさんは、涙目になりながら首を振っていた。
先輩とかがよくやる可愛がり方なんだけど、よく可愛がる人は苛めも入ってるというあのパターンだと思う。

「止めなさい」

私が止めると、ユリアンさんは2人の腕を振り払って、空いてる1人用のソファーに座った。
見てる感じ、甘い物が苦手なようだ。
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