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ラブ❤ゲー!
第5章 可笑しくなってあげる
<Side 聖>

「柳、水を飲みなさい」

桜が有無を言わさず柳に水を飲ませてた。
……お酒の臭いはしたけど、酔ってたなんて気づかなかったよ。
流石、双子って感じ。

「お嬢様、柳は目を離すをすぐにこれですので」

それにしても、桜が私に何か言うなんて珍しい。

「桜がいいんなら、お願いしようかな」
「はい、お嬢様!」
「って事は、VRMMOしてる間に家事とかはしてもらえるのか。ますます執事失格だな、お前」
「うっせー!」

桜にお願いしとけば、家事とか全部やってくれるだろうし。

「何なりとお申し付け下さい」

にこやかに笑う桜。
でも、その表情から思っていることはあんまり伝わらない。
だから、桜の考えている事はよくわからない。
言いたい事を言ったのは、さっきが初めてだったしね。

「うっし、それなら今日はここに泊るか」
「帰れー!」
「おー、てめぇ誰のお陰でこの家に泊れると思ってんだこのっ!」

また、エリアスさんと柳がじゃれあう。
本当にこの2人は仲がいいんだけど、2人とも酔ってるみたい。
明日には覚えてないんだろうなぁ……。

「ねぇ、桜。当事者達はこの事を覚えてると思う?」
「赤瀬様はそこまで酔われてないと思いますよ」
「そうなんだ」

よくわかるなぁ、桜。

「そういえば、お嬢様はお風呂に入られてないのでは?」
「そういえばそうだった、今のうちに入ってきちゃうね」
「はい、いってらっしゃいませ」

時間を見ると、もう12を過ぎちゃってて。
今日は花の金曜日だからいいけど。

ちゃちゃっとお風呂の荷物をまとめて、お風呂場に行く。
お風呂のほうは、お母さんが入ったみたいで、お母さんお気に入りの薔薇の花びらが浮いていた。
……そういえば、エリアスさんが泊るんだから柳と桜と蒼さんも泊るんだよね。
そう考えると、長々と入るとお湯が温くなっちゃう。

そうして、珍しく私は短時間でお風呂を終わらせた。
お風呂から上がった頃には、片づけが終わったみたいで……、料理などもほとんど片付き、家も元通りになっていた。
そんな横で、たっくんが柳を担ぎながら自分の部屋に連れて行ってる。

どっちが執事なんだか、全く……。
柳って、本当に自由な性格をしていると思う。

蒼さんはリビングのソファーで寝るみたいで、毛布にくるまって横になってた。
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