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ラブ❤ゲー!
第5章 可笑しくなってあげる
用事と言われても、大牙さんが居ないと外に出る事を許可されない私は、準備が出来るまで暇で暇でしょうがない。
だからと言って、一人でヴァーチャル世界に行くのも許されてないから……、本当に今からどうしようかと悩んだ。
大牙さんが出て行った後、お母さんはママと遊ぶ約束をしているみたいで、ママがちょこっと顔を出してケーキを差し入れしてくれた。
現在は、桜と二人でそのケーキを食べながら談笑中。
「機械さえあれば、私もお供できるのですが……」
「まぁ、しょうがないよ」
「外にも出てはいけないんですよね」
「うん」
「引越しのお手伝いをしておけばよかったですね……」
「そ、そうだね」
家の掃除等も桜がやってくれたみたいでほとんどするところがなくて。
桜はというと、お菓子を作っているからいいものの……、いちいち使った器具を洗うのも桜に悪い気がするし。
一日しかやった事がなかったゲームだけれど、案外やる事は多くて充実していた事を実感する。
その時だった、チャイムが鳴りドアを開けてみると大きな荷物を持った人が立っている。
「すいませーん、宅配でーす」
はい、と言い、立ち上がった瞬間に桜が走って行ってしまう。
しょうがないから、料理を手伝おうと思ってもケーキを焼いている最中で特にする事がなかった。
何なんだろ?
気になって、ドアのほうを覗いた時、桜が何者かに抱きかかえられて連れ去られていて。
「桜!!」
慌てて外に出て追いかけようとするものの、相手は手馴れた様子で車に乗って逃げて去っていて……。
どうしよう、どうしよう、どうしよう。
思い浮かんだのは、エリアスさんの顔だけれども電話番号は知らない。
おじいちゃんに電話しよう、そう思って直に電話をかける。
会社のほうに電話をかけたら、お父さんが出た。
「お、お父さん。桜が誘拐されたの!」
「何だって!? 警察に連絡は?」
そうだ、一番肝心な警察に連絡してなかった。
その後、電話をするとすぐに警察が来てくれる事に。
その間、絶対に警察以外の人が来てもドアを開けないように、そう言われた直後にまた異変が起こる。
誰かの足音が聞こえたと思ったら、ドアにある郵便を入れる部分に一通の紙切れが入れて会った。
"お嬢様は預かった、返して欲しければ会社の権利書を渡せ"
そのメモを見て、背筋が凍りつく。
だからと言って、一人でヴァーチャル世界に行くのも許されてないから……、本当に今からどうしようかと悩んだ。
大牙さんが出て行った後、お母さんはママと遊ぶ約束をしているみたいで、ママがちょこっと顔を出してケーキを差し入れしてくれた。
現在は、桜と二人でそのケーキを食べながら談笑中。
「機械さえあれば、私もお供できるのですが……」
「まぁ、しょうがないよ」
「外にも出てはいけないんですよね」
「うん」
「引越しのお手伝いをしておけばよかったですね……」
「そ、そうだね」
家の掃除等も桜がやってくれたみたいでほとんどするところがなくて。
桜はというと、お菓子を作っているからいいものの……、いちいち使った器具を洗うのも桜に悪い気がするし。
一日しかやった事がなかったゲームだけれど、案外やる事は多くて充実していた事を実感する。
その時だった、チャイムが鳴りドアを開けてみると大きな荷物を持った人が立っている。
「すいませーん、宅配でーす」
はい、と言い、立ち上がった瞬間に桜が走って行ってしまう。
しょうがないから、料理を手伝おうと思ってもケーキを焼いている最中で特にする事がなかった。
何なんだろ?
気になって、ドアのほうを覗いた時、桜が何者かに抱きかかえられて連れ去られていて。
「桜!!」
慌てて外に出て追いかけようとするものの、相手は手馴れた様子で車に乗って逃げて去っていて……。
どうしよう、どうしよう、どうしよう。
思い浮かんだのは、エリアスさんの顔だけれども電話番号は知らない。
おじいちゃんに電話しよう、そう思って直に電話をかける。
会社のほうに電話をかけたら、お父さんが出た。
「お、お父さん。桜が誘拐されたの!」
「何だって!? 警察に連絡は?」
そうだ、一番肝心な警察に連絡してなかった。
その後、電話をするとすぐに警察が来てくれる事に。
その間、絶対に警察以外の人が来てもドアを開けないように、そう言われた直後にまた異変が起こる。
誰かの足音が聞こえたと思ったら、ドアにある郵便を入れる部分に一通の紙切れが入れて会った。
"お嬢様は預かった、返して欲しければ会社の権利書を渡せ"
そのメモを見て、背筋が凍りつく。