この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブ❤ゲー!
第5章 可笑しくなってあげる
桜、桜……。
桜は当分帰ってこないんだろうか?

そんな事を話していると、ホテルの前に到着した。
そのまま、ホテルに入ると警察の1人が駆け寄ってきた。

「犯人を捕らえました!」
「おお、早いじゃん。口は割らせたか?」
「いや、それが……」
「何か問題でも?」
「犯人と思われる睦月容疑者は、ここ一ヶ月一人で屋敷から出なかったそうです。拓斗様からも呼ばれる事がなくて、執事長になるための修行をしていたそうで、承認も多数います」

それは、可笑しい。
昨日だって睦月は来ていたし、二週間前だって、睦月はケーキを持って拓斗に会いに来た。

「それに、睦月容疑者は一度もヴァーチャルワールドに行った事はなく、ヴァーチャルワールドのIDも同僚の柳に頼んでいたそうで、強制ログアウト事件が続く最中だったらしいので、作る事は断念したそうです」
「おい、合ってるのか?」
「うーん、確か二週間前に睦月さんはケーキを持って遊びに来たよ」
「ここ一ヶ月、本当に拓斗様達には会っておらず、容疑も否定しています」
「う、嘘……!?」
「主である、拓斗様が署に向かっています。聖様も隣の署までお出で下さい」

うなずくと、そのまま歩いて署のほうに向かう。
私は、大牙さんにエスコートされながら歩くものの、前後左右警察に囲まれて、完全に守られている形だ。

「そういや、睦月という人はいつから事情聴取を受けたんだ?」
「それが……、昨日拓斗様が戻られた後から事情聴取を受けていたんです」

え、嘘!
昨日のバーベキューパーティーに睦月さん来てたよ!?

「おいおい、冗談だろ。昨日のバーベキューパーティーに睦月さんは来ていたし、今日もメイドの桜さんを浚って行ったぞ」
「そ、それは本当ですか!?」
「ああ、その話なんだが……、俺も実はその事を聞いて驚いてたんだ。拓斗君のほうも睦月らしき人物に浚われかけたそうで、変わりに執事の柳が拉致されたらしい」
「柳!?」

どういう事なの!?
睦月さんって、確か一人っ子なはず……。

謎が更に深まるまま、私は睦月さんが居る部屋に案内された。
睦月さんは、昨日からずっと寝ていないみたいで、目を開くのがやっとの状態で……。
何処か顔に疲労も見えていた。

「なんで、こんなになるまで休ませないんですか!?」
「い、いえ……犯人で確定だと思ってたんで……。ごめんなさい!!」
/160ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ