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ラブ❤ゲー!
第5章 可笑しくなってあげる
事情聴取していた人は、随分若そう。
口ではごめんなさいと必死な事を言うものの、顔色は全然変えていない。
古典的な口先タイプに見える。
「俺が出て行くときも、寝かせろと言ったのに、なんで事情聴取をしているんだ!!」
「い、いやだって……、犯人から事情聴取できる機会なんてないし……」
「遊びじゃないんだぞ!?」
「わ、わかってますよぉっ! でも、昇進かかってるんですよ? やったって言わせるだけで昇進できるんですよ!?」
「お、お前って奴は……!!」
大牙さんの上司さんの顔が真っ赤になり、殴りそうに成るものの他の刑事さん達に取り押さえられて。
「この人は、完全な白だ!」
「なんでそんな事が言えるんですか? クロでしょ、はいって言うだけで黒になるんです!」
「さっき、睦月らしき人物が似た時間に2人出ている。しかも、昨日お前がその睦月さんから事情聴取をしている間に、別な睦月さんが天月家別宅にて盗聴器をしかけた」
「そ、それでも……、この人がうんと言えば犯人になるんです!!」
「……今回の事件からお前をはずす。お前は自宅で待機していろ」
「そんな、俺が何をしたっていうんですか!」
その目に、嘘偽りなんてなかった。
隼人君みたいに、悪い事を悪いとは全然考えてない人の目だ。
「本当の犯人以外を捕まえるのは、冤罪だ」
そんな状況になっていても、大牙さんは冷静に会話を進めていく。
「バレなきゃいい!」
「それで、事件が終わらなかったら警察の責任になるが?」
「別な事件にすればいいでしょ!?」
「ただ捕まえるのが、俺らの仕事じゃない。事件を終わらせる事が仕事だ。そう説明しただろ?」
「それは、先輩の考えじゃないですかっ!」
その時、私は勝手に喋っていた。
「睦月、この冤罪をでっち上げた刑事さんを訴えなさい」
「はい、お嬢様……」
「な、なんてことを!!」
若い刑事さんは、怒り狂って私を殴ろうとするけれど大牙さんが止めようとした時に、あえて私は大牙さんを避けて前に進み出た。
口に血の味が広がり、頬に強い痛みを感じる。
「梓刑事、暴行罪で逮捕する」
近くに居た刑事さんに手情をかけられ、梓と呼ばれた若い刑事場その場から連れ出された。
「悪かったな、俺があいつに任せたばかりに……」
「いえ、いいんですよ……。事件を解決させようと頑張ったんですから……」
口ではごめんなさいと必死な事を言うものの、顔色は全然変えていない。
古典的な口先タイプに見える。
「俺が出て行くときも、寝かせろと言ったのに、なんで事情聴取をしているんだ!!」
「い、いやだって……、犯人から事情聴取できる機会なんてないし……」
「遊びじゃないんだぞ!?」
「わ、わかってますよぉっ! でも、昇進かかってるんですよ? やったって言わせるだけで昇進できるんですよ!?」
「お、お前って奴は……!!」
大牙さんの上司さんの顔が真っ赤になり、殴りそうに成るものの他の刑事さん達に取り押さえられて。
「この人は、完全な白だ!」
「なんでそんな事が言えるんですか? クロでしょ、はいって言うだけで黒になるんです!」
「さっき、睦月らしき人物が似た時間に2人出ている。しかも、昨日お前がその睦月さんから事情聴取をしている間に、別な睦月さんが天月家別宅にて盗聴器をしかけた」
「そ、それでも……、この人がうんと言えば犯人になるんです!!」
「……今回の事件からお前をはずす。お前は自宅で待機していろ」
「そんな、俺が何をしたっていうんですか!」
その目に、嘘偽りなんてなかった。
隼人君みたいに、悪い事を悪いとは全然考えてない人の目だ。
「本当の犯人以外を捕まえるのは、冤罪だ」
そんな状況になっていても、大牙さんは冷静に会話を進めていく。
「バレなきゃいい!」
「それで、事件が終わらなかったら警察の責任になるが?」
「別な事件にすればいいでしょ!?」
「ただ捕まえるのが、俺らの仕事じゃない。事件を終わらせる事が仕事だ。そう説明しただろ?」
「それは、先輩の考えじゃないですかっ!」
その時、私は勝手に喋っていた。
「睦月、この冤罪をでっち上げた刑事さんを訴えなさい」
「はい、お嬢様……」
「な、なんてことを!!」
若い刑事さんは、怒り狂って私を殴ろうとするけれど大牙さんが止めようとした時に、あえて私は大牙さんを避けて前に進み出た。
口に血の味が広がり、頬に強い痛みを感じる。
「梓刑事、暴行罪で逮捕する」
近くに居た刑事さんに手情をかけられ、梓と呼ばれた若い刑事場その場から連れ出された。
「悪かったな、俺があいつに任せたばかりに……」
「いえ、いいんですよ……。事件を解決させようと頑張ったんですから……」