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ラブ❤ゲー!
第5章 可笑しくなってあげる
「じゃあ、前貰ったID使っちゃお!」
「警察の人が管理しているから無理じゃない?」
「えーっ!」

たっくんは、頬をぷっと膨らませた。
拗ねたって、私は作った事ないのになぁと頭を抱える。

「しょうがない、大牙さん達に頼んでくるから」
「お願いねっ!」

たっくんがにぱっと笑って見送った。
あくまでも、自分は喋らないつもりでいるらしい。

部屋の外に出ると、大牙さん達はホテルのパンフレットを見ていた。

「いいよなー、ここのプールゴージャスだなー」
「……桜さん達帰ってこないと、行ってくれないかと」
「そうだよなー……」

ぐったりしている大牙さんは、私を見るとパンフレットを見せてきた。

「どうだ、ここなんかどうだよ!」
「あ、後で……。とりあえず、たっくんが隼人君のギルドに潜入するらしいので、IDが欲しいと……」
「そういえば、アイツは拉致されてるから、入り口がわかるんだっけ?」
「う、うん」

大牙さんは、誰かに電話をかけ始めた。
そして、数分後にさっき仕事を頼まれていた刑事さんがやってくる。

「せんぱーい、これ頼まれてた奴です」
「おー、ありがとなー」
「いいなー、護衛って楽そうですね」
「いやー、遊べないぞー?」
「そんな事ない癖に」

さっき来たばかりの刑事さんは、不満げな表情で帰っていく。

「このIDは見た風景や音全てを映像として警察署に送るプログラムがついている。とりあえず、弟だけじゃあれだから4人ぶん作っといたぞ」
「そんなものあるんだね」
「おう、だからこそ下手な真似はできないけどな。後仕様も制限されてて、ヴィーナスオンラインんしかできない。後、イベントマップにも行けないし初期ワールドから移動も出来ない、やっつけ仕様だ」
「あまり移動せずに、情報を聞き出すって事?」
「そういう事。ログアウトに関しては、警察署でもログアウトさせれるようになってるから。移動させたい時も、警察署が勝手に操作する事があるから気を付けな」
「はい」
「で、この説明を弟にしてこい。その後ダイヴマシンに移動するぞ」

そっか、たっくんは奥の部屋で待ってるんだよね。

さっきの部屋に戻ると、たっくんが嬉しそうな表情で私のほうを見る。
これは、完全に桜と柳を助ける事はついでだ。
行動制限されてると知ると、ショックになるかなぁと苦笑しつつも先程の説明をした。
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