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ラブ❤ゲー!
第7章 復讐して あ げ る
そう言われて、それらしき部分を触るけれども反応は無し。

「あれ? お前って一般IDなのか?」
「桜が作ってくれたので、よくわかりません」
「あー、それなら桜さんとして登録されているのかもな」

始めて知った事実。
これって、桜のIDだったなんて。
桜が自分のぶんを犠牲にして作ってくれてたなんて……、胸がじんわりと熱くなる。
……絶対に、強くなろう。
そして、そして……、桜の恨みを晴らそう。


「事件が終わったら、お前のIDもリセットかけて新しいの作らないとな」
「うん、そうだね」

そういえば、今後思った一つの疑問があったの。
それは……、このゲームを止めちゃったら大牙さん達とはもうお友達じゃなくなるのかな? って事。
聞くだけなら、いいのかな?

「そういえば、もし私がゲーム移動するってしたら大牙さん達はどうする?」
「ん? とりあえず、ここ以外に目ぼしいゲームはないから止めとけ止めとけ。行くなら、次の新作が出てからだ。行く特は必ず連絡する。っていうか、お前ケー番渡せよ」

大牙さんの辞書には " NO! " という言葉はないみたいで……。
結構、こういう所は隼人君と良く似ていると思う。
……まぁ、悪い人じゃないし。
それに、大牙さんなら本気で嫌がれば止めてくれるって信じれる気がする。
だって、この数時間であんなに世話好きな人ってわかったんだから、十分だと思う。
そう、信じれたから私は大牙さんに携帯番号を教えた。
すると、いつの間にかに真横に蒼さんも来ていて、せっせと私の番号を登録してて、びっくり。

「何お前もちゃっかり登録してんだよ」
「……いいじゃないですか」

たっくんが、私を潰すようにのっかってきた。

「おーら、重いから降りてやれ」
「えー」

たぶん、たっくんは一人だけ仲間はずれが寂しかったんだと思う。
えーとは言ったけど、声をかけてもらって嬉しそうだったから。

「うし、だらだらしてないでさっさとゲーム始めるか」

そういえば、ゲームにログインしようとしてたんだった。
すっかり忘れていて、慌てて私はパスワードを入力してダイヴマシンに乗り込む。

「ねー、僕いつ遊べるの?」
「事件が解決したらなー!」

大牙さんは無邪気に笑うとくしゃくしゃとたっくんの頭を撫でた。
小さい人が大きな人をそうやって撫でているものだから、ちょっと面白い光景。
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