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第2章 家庭事情

翔と智を引き取った事で芸能界でも騒がれるようになったユリだが、真面目にドラマや映画、脇役が来ようがなるべく仕事のオファーが来たらやる様になった。


そしてモデルなどもこなす様になったり雑誌など見ない日は無いぐらいに載る様になった。


その所為か翔が大きくなるにつれて態度が余所余所しくなっている事に気づく。



それは翔が中学生になった時だった。


ユリが後ろから翔を抱き締めた時に翔が露骨に嫌がったのだった。


翔:「ちょっ・・お願いだからやめて・・！////」


ユリ:「え・・」


ユリは初めて翔に拒絶されショックを受けた。


翔:「ごめん・・遅刻しちゃうからもう行くね！ごちそうさま！」


ユリ:「・・・・」


智:「気にする事ないよ？」


ユリ:「じゃあ何で？私ってうっとおしいのかな？」


智:「さあ？僕は全然嬉しいけどね」


ユリ:「・・・・///」


智:「大丈夫！翔は母さんの事大好きだから照れてるだけだよ。」


ユリ:「本当？」


智:「うん、僕も行くね？」


ユリ:「あ、うん！行ってらっしゃい！」


智:「行ってきます」