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背徳の扉
第3章 智と翔ちゃん



ユリの家に引き取られた智と翔


翔は自分が身寄りが無く血の繋がらない母親に養って貰っている事実を幼いなりにも理解していた。


小学校から成績が良く頭が良い翔は教師と母 ユリの進めで慶応に通う優等生になっていた。


一方の智は特に良い高校を進めても頑なに断り学費の掛らない公立校を選び卒業すると大学に行かずに色んなバイトしながら大学検定と司法試験を受け最年少で弁護士になった。


本当なら母 ユリのマネージャーになりたかったがそれはユリが望まなかった。


ユリ:「マネージャーなんてダメよ!」


智:「どうして?」


ユリ:「あんなつまらない仕事よりも貴方だって成績は良いんだしもっと他にあるじゃない?」


智:(つまらない仕事かな・・?俺はユリのそばでユリを守れたら幸せだけどな・・)


ユリ:「法律家とか医者とか・・あっでも智絵が上手いから画家さんにもなれるわよ!」


智:「そうかな・・?」
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