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背徳の扉
第3章 智と翔ちゃん
舞賀 翔、現在慶応義塾高等学校に通う高校生。


真面目で友達も多く優等生。


よく喋る性格なのか友人の和で集まっていても1番良く喋っている。


そして放課後、先生に呼び止められ1人資料を纏める。


『そういえばお前彼女出来たんだって?』


仲間のうちの誰かがそう言う。


その言葉に翔も同じ様に彼を見て真相に耳を傾ける。


そして盛り上がっているうち写メかプリクラ見せろという話になりその写メを見せて貰う。


『・・・どう?///可愛いくない?俺の彼女///』


少し照れ臭そうに言う。


翔:「へ〜可愛いじゃん」


『でしょ?////』


翔の言葉はお世辞。しかし彼は翔の言葉に嬉しそうに返す。



『ちょっとユリに似てない?』


翔:「は?」


『お前何言ってんだよ。ユリってあのユリだろ?全然似てねーよ!なあ?」


『え〜・・雰囲気は似てると思うんだけどなあ〜・・』


友人達は知らない


翔とユリが親子関係である事を


そして翔の友人達もユリは憧れの存在である。


翔はそれに心の奥底で優越感に浸っていた。



そして自慢出来る事はユリの存在だけでは無く施設で初めて出会った兄 智


智は既に司法試験に合格し弁護士になっていた。


今は大きい弁護士事務所で下積みを積みいつか自分の事務所を構えるつもりでいる。


両親は先に絶たれてしまったけれど決して自分は不幸じゃなく恵まれていると自覚している。


翔から見た智とユリはとてもお似合い


けれど自分もユリを愛しているし兄の事も大好き



男なのに兄の手で抜いてしまったあの感触も忘れられない。


1番は3人で愛し合えたら凄く幸せなのにな・・と思う様になった。




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