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私達が人間を辞めた日
第8章 儚い指先
「少しは綺麗になったじゃないか」
寿は泉の唾液まみれになったバイブをひったくり、私の眼前で揺らす。
バイブはあんなに泉が舐めたにもかかわらず...まだ嫌な匂いを漂わせていた。
もう嫌だ...せめて私が傷付けられれば良いのに...その思いが寿に悟られたのだろうか、不意に私はベッドから突き飛ばされた。
「拘束しろ」
寿の命令で動いた作業服の男は私ではなく泉の方へ向かう。泉の両手両足をベッドのパイプに縛り付け、大の字で拘束する。
そして私の体も持ち上げられ、泉の上に乗せられた。
私と泉が逆さまになった状態で二人とも仰向けになり、私の両手は泉の両足と同じ場所で拘束された。両方仰向けになったシックスナインのような奇妙な体制...つまり、泉の目の前に私の股があり、私の後頭部付近に泉の股がある。
この体制の意図が理解できない私は、天井から何かが降りてくるのに気付いた。
それは天井から垂らされた縄...先端には手錠が装着されている。横を見れば作業服の男が何かのリモコンを操作していた。おそらくそのリモコンで縄の長さを調節できるらしい。
そのまま私の両足は二本の縄に繋がれ...脚が持ち上げられる。ちょうどアルファベットの「L」を倒したような姿勢になった時に縄は固定された。
「6番が頑張れば7番はお前の重さしか感じずに済むぞ」
そう言った寿は手に白い筒のような物を持っていた。そしてそれを私の膣に乱暴に捩じ込む 。
「ッ...痛ぁあ!!」
それは想像以上に太く...内臓に響くような痛みを与えながら膣に挿入された。長さだって三十センチ以上はある。
寿が手を離すと...私の起こされた下半身から天井に伸びたそれの先端に紐のような物が見えた。
そして寿が取り出したライター...それと関連付ければそれの正体に気付く...
私の膣に刺されているのは...巨大な蝋燭...