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私達が人間を辞めた日
第2章 失われた日常
男は使い古されたスポンジに石鹸を擦ると、私の胸元を雑に擦りだす...
「ッ...ん...」
男に身体を洗われるという異常さにくぐもった声が漏れ...あまりの惨めさに涙が滲むがもう一人の男は私の口を指で突き、言う。
「口開けろ...」
逆らったら何をされるか...その思いで口を開くと、男は歯ブラシに歯みがき粉を垂らしている。
....明らかに...何度も使っている...歯ブラシ....
「ングッ!?」
強引に歯ブラシが突っ込まれ、乱暴に歯を磨かれる度に歯茎がチクチク痛む。
もう一人の男は私の身体中...腋や脚...アソコやお尻の穴までスポンジを滑らせた。
「ふっ...うぅ...」
涙を流し声にならない声を上げていると何時間にも感じた行為がようやく終わる。
男は離れるとホースの水で私の身体を流す。
「え!?冷たッ...」
流れるのは冷水...寒さに震えながら身体の泡を落とし、口をゆすぎ、二人にタオルで身体を拭かれる頃には、私はすすり泣く事しかできなかった...