この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
私達が人間を辞めた日
第10章 孤独な相部屋
「今日も4番に貴重なタンパク質を恵んでやろう」
男は朗らかな笑みでズボンのチャックを下ろしながら言う。私の眼前に粗悪な肉棒が差し出された...
「...はい...ありがとうございます...」
「そうじゃないだろう。昨日教えたよな?」
私が頭を下げて言うと、男は不快な笑みで返す。
私は全身に迸る屈辱に耐え...男の足元に手を置き...額を床に着ける...
「...この醜い豚に...貴方のチンポから出る濃厚なザーメンを...恵んでください...お願いします...」
「うーん...そこまで言うなら仕方ないなぁ。俺は親切だから恵んでやるよ」
「ありがとう...ございます...」
顔を上げて肉棒を口に含むと醜悪な匂い...私達がシャワーすら許されないで困っているのに、この男はシャワーを浴びていないんじゃないかと思える程...臭い。
「ンン...んッ...」
早く終わらせたいので硬くなった肉棒を存分に刺激する。
私が土下座してまでこんな事をしているのは、精液からタンパク質を摂取...などという馬鹿な目的からでは無い。
私の一本欠けた前歯は...昨日この申し出を断った事により、殴られて折れたのだ。
こんな事をしているだけで酷い目眩がする...