この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
私達が人間を辞めた日
第10章 孤独な相部屋

「嫌ぁ...辞めて...」

18番が弱々しい声で言うが、そんな事なんて知らない。
私は鞭を18番の太股に叩きつけた。

「あああっ!!」

18番の情けない悲鳴...たったこれだけで涙を流す...こんな物、私の苦しみに比べたらどうって事無いじゃないか。
鞭を振るうとまるで脳が声帯にあるように、意識していない言葉が飛び出る。

「このっ!!よくも!!お前のせいで!!!私は!!!」
「痛あああぁッ!!!ごめんなさい!!ごめんなさいぃ!!!」

この感情はダムの水のようだ。一度漏れ出したら止めどなく溢れ続け、18番の許しを乞う言葉も挑発のように聞こえる。
寿のようにはいかず出血まではしていないが、 18番の体は痣にまみれる。
それでも私は18番の腹を何度も踏みつける。

「吐け!!!私から奪った物!!!全部っ!!!」

こいつのせいだ...私が死ぬ思いをしたのも...こんな場所にいるのも...全て...何もかも!!!
18番の鼻水を垂らした醜い顔...胸元から腹部を伝う吐瀉物...

「ふっ...ふふっ...あははははッ!!」

それらを見るだけで、自分の物とは思えないような笑い声が溢れた。
/302ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ