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私達が人間を辞めた日
第13章 記事にならない取材
「まだ反抗する気が有るなら...もっと教育してやろうと思ったが...反省したか?」
こんな物言いに反感すら沸かなくなっている....寿はしゃがみ、私の腫れた頬を撫でた。
嫌ぁ...もう叩かないで...
私はそれだけで...恐怖に支配されてしまう...
「はい...反省しました...」
「もう反抗せずに俺の玩具になるか...反抗してまだ教育されるか...どっちを選ぶんだ?」
「...はっ...反抗しません...玩具に...なります...あああー!!!嫌あああッ!!!」
また立て続けに平手打ちされ、唇から小さな血飛沫が飛ぶ。
「お前ごときに選ばせてやってるんだぞ?やりますじゃないだろう」
「...うっ...うぅ...私を...玩具に...してください...お願いします...」
寿は無言で私のリードを引き摺り、バスローブを脱いでベッドに腰掛け...足を差し出す。
「本来お前の態度は減点対象だが...今回は特別に許してやろう」
減点...?4番が言っていた言葉だ...寿は私の疑問を察したように言った。
「お前達の言動や対応が悪い場合...減点を与える。減点の上限は5、減点される度に罰が待っているから覚悟しておけよ」
...罰?さっきのが...罰じゃないの...?
あれだけ頬を打たれ続ける経験なんて普通の人生ではあり得ない...
そんな行為すら...寿にとって...ただの遊び...