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私達が人間を辞めた日
第14章 カウントダウン
「減点の話は6番に聞いているな?」
「...はい」
やはり...盗聴されているのだろう。私達の会話を把握している。
寿は私の頬を撫でながら囁く...
「今から罰を与える...逆らえば更に減点が増えていくぞ」
「わかり...ました...」
寿の楽しそうな顔...寿がこんな笑顔を見せる時は決まって酷い仕打ちを受ける...
背後のテーブルから布を剥ぎ取る寿...私の位置からテーブルは見えないが、何かを取り出しているようだ。
取り出したのは鋏のような物...着いているのは刃ではなくプラスチックだが、先端が平たく広がり、しゃもじを小さくしたような形状だ。その二つの先端の膨らみには直径五ミリ程の穴が空いている。
「ッああ!!」
寿はその鋏のような物で私の右乳首を挟んだ...乳首は捻り出させるように伸ばされ、強く圧縮されている。
そのまま寿は新たにテーブルを探り、何かを掴んだ。寿の手が私の正面に移動した時...その正体を知る...
「あ...嫌ぁ...」
思わず掠れた声が洩れる...
寿が持っているのは少し太めの...針...