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私達が人間を辞めた日
第14章 カウントダウン
寿は消毒液だろうか...何かの液体を乳首に垂らす...そして針の両側を摘まんだ。
「慣らさないと固まるからな...」
「...え?いッ!!!やああぁぁぁッ!!」
貫通した針をグリグリと回転させる...痛みは勿論、乳首が焼けるように熱い。
しばらくして寿が手を止めた頃には...私の体は小さく痙攣していた...その度に、もはや私の体の一部となった針がプルプルと揺れる...
「似合うじゃないか」
乳首の針に留め具をした寿は笑いながら言った。
乳首にアルファベットの「U」に蓋をしたようなピアスが完成する...
こんな...ピアスなんて...
寿は嗚咽を洩らす私を眺めた後...もう片方の乳首を同じ器具で挟んだ。
「嫌ああ!!もう...辞めてくださいぃ!!」
「そうか...なら代わりに6番にしてやるか。お前達は仲が良いんだから御揃いで嬉しいだろう?」
泣き叫ぶ声がピタリと止まってしまう...
理佳さんに...こんな事を....?
私は反射的に首を横に振った...
「嫌ぁ...ごめんなさい...私にして...ください...」
「何をだ?」
「私の乳首に...針を...刺してください...」
寿は不敵な笑顔をしながら...もう一本の針を掴んだ...