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私達が人間を辞めた日
第17章 サヨナラ
寿の腰は止まらない...激しく痙攣する泉の口内を虐げ続ける。
それに重なったグポグポと泉の口からの音と、作業服の男達の下卑た笑い声が最悪の効果音となって私耳に届く...
ゴッ...寿がようやく肉棒を抜いて手を離すと、泉は崩れ落ち...床で頭が跳ねた。
明らかに意識を失った倒れ方に、生きているのかも不安な程だ...
「よし...アレをやれ...」
寿が言うと、作業服の男達は一斉に返事をし、泉に歩み寄る。
もう...辞めて...無意識に動こうとしたが...手首と足首に血が滲むばかり....
一人の男が泉の足首を掴んで引っ張ると、泉はバンザイをしたような体制で力無く引き摺られた。
そしていつから持っていたのか、バッグを開けて中身を漁る四人...泉を引き摺り終えた一人が泉の頬を何度も叩く。
泉が意識を取り戻し、虚ろな瞳を開くと...寿は言う。
「どうだ...もう辞めるか?」
泉はまだ意識が朦朧としているのだろう...数秒間ぼんやりと放心し、急に目を見開いた。
「やッ!!やりまずッ!!やらぜで...えほッ!!くだざいッ!!」
少量の血と共に漏れた...酷く掠れた泉の声が響いた...