この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
私達が人間を辞めた日
第17章 サヨナラ
泉ちゃん!!私はもう助からないのよ。だからもう...
目で訴えた言葉は虚しく...泉に届く事はない。
男達がバッグから取り出したのは、小ぶりな瓶と塗り薬を入れる様なチューブ...そして...注射器...
「溢すなよ?」
「はいっ!!ンン...」
一人の男が瓶の栓を外し、泉の口に入れる。泉は男の言葉に返事をし、瓶の中身を必死に飲み込む。
直ぐに他の男がピアスを着けたばかりの泉の股を乱暴に開かせ、キャップを外したチューブを膣に押し込み、一気に潰して中身を膣に入れながら...他の男が泉の腕を押さえ...注射器を消毒もせずに刺す...
何を....しているの?
悪寒がするような光景に目を見開いく私に...寿は笑顔で言う。
「ただの媚薬だから安心しろ...まあ...市販の物じゃないから副作用の有無は知らないがな」
媚薬...?市販の物じゃないって...
寿の笑顔...泉の体内に取り込まれた薬品がまともな物じゃないと直感させる。
急いで泉を見ると、男達は空になった注射器等を投げ捨て...同じ物を再び泉に摂取させた。