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私達が人間を辞めた日
第17章 サヨナラ
「ウッ...ウウ...ッ...」
自分への怒りすら通り越した感情に...情けない嗚咽が溢れた。
私は減点される事で泉に被害が及ぶ可能性すら考えず、愚かに感情を吐き出しただけだ。
その結果...泉はこのような仕打ちを受け...結局私は殺されるのだろう。
そして...こんなに泉に迷惑をかけている分際で...泉の為に死のう等と思い上がっていた。
そんな自己満足に浸り...「最後に誰かの為に死ねてよかった」なんて勘違いを浮かべながら、人生を劇的に締めくくろうとしていたのだ。
...こんなに汚されても...心だけは綺麗に終わろうなんて...ほんの少しだけ...幻想を抱いて...
私は本当に馬鹿だ!!愚かだ!!惨めだ!!
もう...私に生きる価値なんて無い...
砂粒程の希望すら...抱いてはいけない...
「ウあうッ!!はンっ!!」
私の涙が枯れると、寿は私の心の声を聞いていたようなタイミングで...更に激しく腰を振る。
泉は意味の無い文字の羅列を叫び...望まぬ絶頂に襲われ続け...強制的に溢れる愛液を散らせる。
寿が最後に腰を突き出し、まるで飲み干した空き缶を捨てるように...泉を横に投げる...
床を転がった泉は...膣から寿の精液を漏らした...