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私達が人間を辞めた日
第18章 私は誰のモノ?
...は?
突拍子も無い台詞に軽く混乱してしまう。
18番は私の頭のてっぺんに鼻を埋め...深呼吸でもするかのような勢いで匂いを嗅いでいた。
え...コイツ変態...?レズ...?
そんな事を思っていると、 頭上で下品な唾液音が響いた...
コイツ...私の髪を...舐めてる...?
いや...舐めてるというより...むしろ...食べ...
ブチッ...ブチブチッ...髪が引きちぎられる...
「いっ...!?痛ッああ!!辞め...」
視線を上に向けると、18番は私の髪を噛んだまま...顔を引き離していた。
私の懇願を聞き入れる様子は無く...激しい痛みの中...強引に髪を噛みちぎる...
「痛ッ!!痛い!!痛いってば!!」
髪が一束...パラパラと床に落ちる...
18番は口に残った髪を...うっとりした表情で...咀嚼している。