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私達が人間を辞めた日
第18章 私は誰のモノ?
「新しいペットを連れて来てやったぞ。躾が終われば抱いてやるが、客にも差し出すからやり過ぎるなよ」
寿はGの女性に言う。
新しいペットって...私?
「約束ですよ?でも新しいペットも嬉しいなー」
Gはペタペタと私の元に走ると、私を品定めするように視線を浴びせながら答える。
なんなの...?ペットって...この女だって私達と同じ奴隷じゃないの?なんの権限で私をペットなんて...
動揺している間に寿は帰り、Gはテーブルに置かれた鍵を拾い、部屋の壁まで歩くのを見て、ようやく私が居た部屋との違いを発見した。
部屋の壁が...巨大な扉になっている...
Gが鍵を入れて回す...扉が開く...作業服の男に引っ張られ、その扉に向かう...18番は自主的に床を這っている。
シュー...シュー...と...不気味な呼吸音...
部屋の中は牢獄のように質素な構造になっていて、壁に両手を拘束され...両膝を床に突いて膝立ちになって、口にボールギャグを噛まされている虚ろな瞳の女が居た。
その女の首輪の数字は...「2」...