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私達が人間を辞めた日
第3章 減点制度

そろそろ夕食だろうか。
体内時計ではだいたい6時から7時くらいに夕食が来る。
する事も無くぼんやりと横たわっていると呼び鈴無しで扉が開いた...

「6番!!出ろ!!」

極度の緊張から勝手に解放されたつもりでいた私は男の言葉を聞いても一瞬自分が呼ばれていると気が付かなかった。

「理佳さん!!」
「静かに!大丈夫だから」

私を呼ぶ泉を黙らせる。ここで何か会話するだけで、泉までもが被害を受けるかもしれない。

「手を出せ!!」

小窓から手を出すと手枷が付けられる。
檻の扉が久々に開かれ、リードを引かれるまま連れ出される。
ここで暴れてもマイナスにしかならないだろうし、久しぶりにまともに立ったせいで立ち眩みしているような私では絶対に逃げられない...

前回体を洗われた部屋の扉を通りすぎた時、僅かな希望が潰えた。
寿も一週間以上体を洗ってない女を抱く気はないだろう。

つまり抱く以外の用だという事...絶対に録な事ではない...
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