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私達が人間を辞めた日
第20章 【最終章・私達の答え】後編~運命の導き~

部屋の電気が一斉に付く...
扉があった壁には...巨大なシャッターが降りていた....
シュウウウウッ......
そして、ずっとスプリンクラーだと思っていた天井の機械から...ガスのような気体が噴出する。

なんなの...なんで...だって...助かるんじゃ...
直道はシャッターに駆け寄り、各々持っていた鉄パイプや木刀で壁を何度も叩く。

「アハハッ...」

そのシャッターを叩く虚しい騒音に重なり...渇いた笑い声が響く。
声の主は...焼き印までされ...一際目立っていた...17番。17番は鉄格子を掴み...叫んだ。

「助かるはず無いじゃない!!!皆!!!皆この地獄で死んでいくのよ!!!!」

辞めて...狂っているような叫びに、反論できる者はいない。

「一生!!!ここでッ!!!豚みたいにッ!!!惨めに生きるの!!!ハハッ....アハハハハハッ!!!!」

ガスが部屋に充満するまで、17番はそのまま笑い続ける...一人...また一人と...直道達が倒れ...檻の中から阿鼻叫喚の...絶望の叫びが響いた。
私も急激な眠気に襲われ...懸命に鉄格子を掴む。

嫌だ....嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!!!
助けてよ....助....けて....
私の意識は...深い闇に溶けていった....
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