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私達が人間を辞めた日
第3章 減点制度
「ン...」
しばらく目隠しをしていた為天井の証明が目に染みる。
ゆっくり目を開けていると、せせら笑うような声が...複数...
「何...これ...」
私を見ている男は、寿と私を連れて来た男二人の他に五人...
皆五十代前後だろう。趣味の悪いピカピカ光るだけの腕時計やアクセサリーを身に付け、自分の裕福さを見せびらかしたいだけの男達に思えた。
予想外の人数の前で全裸のまま股を開いている事を意識すれば羞恥に顔が熱くなっていくが、瞳を閉じて心を落ち着かせた。
大丈夫...これくらい平気...
「そろそろ良いだろう?」
男が寿に下卑た笑みを浮かべて問う。
良いって...まさかこの五人に...?
「ええ、秘密を守れる皆さんになら...回りくどい前置きも必要ないでしょう」
寿も不敵な笑みを浮かべながら返した。
まさか...でも...私の体は...
「この女は一週間以上入浴させてません。趣味の合う皆さん達で存分に堪能してください」
寿の言葉に...五人の男達は私に向かって歩きだした...