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私達が人間を辞めた日
第3章 減点制度
まるで理解できない...今私の体は人生で一番汚く、匂うだろう。
なのにこの男達は何故そんなに嬉しそうに私に寄って来るの?
「おおー...さすがに匂うなぁ,..」
「ああ、獣のような匂いだ」
「腋毛まで生えてるぞ?こんな不衛生な女は初めてだ」
男達は口々に悪態を吐きながらも玩具を与えられた子供のように笑い、私に群がる。
「いやッ...やめて...」
あまりのおぞましさに情けない声を出すも、当然男達は聞き入れる事はない。
「鼻が曲がりそうな匂いだな」
私の腋や股...爪先まで鼻を近付け...一斉に匂いを嗅ぐと遠慮無い感想を告げる。
必死にもがいても無駄に匂いを振り撒くだけ...凄まじい屈辱に襲われながらせめて顔だけは横に反らした。
臭いんでしょ?だったら嗅がないでよ...
私の心の叫びも虚しく、男達は思い思いの場所に舌を這わせる。
「これは...汗の酸っぱさを通り越して苦いな」
「腋毛がざらざらして癖になりそうだ...」
「股なんか腐ったチーズの味だぞ?」
好き放題私の体を舐めながら屈辱を与え続けた。