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私達が人間を辞めた日
第3章 減点制度
「ぅ...うう...」
ただただ屈辱に震えながら涙を流す。
普段の私なら悪態の一つは吐いているだろう。
これならこの五人に犯された方がマシだ...それなら、私は心を保っていられたのに...
「凄いぞ...垢がいくらでも出てくる」
腋を舐めていた男が胸元を痛いくらいに擦るとポロポロと黒ずんだ垢がこぼれ、他の男もそれに習うように体中を乱暴に擦りだす。
「痛ッ...いやぁ...」
私の体の汚れを大勢に見られ...触れられ...嗅がれる事...
それがこれ程屈辱的で、性的凌辱以上の苦痛だとは...
どれだけ無理矢理犯されたしても、私が本心で望んでいなければ私の尊厳は失わられる事は無かったのに...
男が私の垢を舐めるおぞましい感覚....
腋をじゅるじゅると下品に舐められる耳障りな音...
寿は唾液と自らの汚れにまみれた私の髪を引っ張り強制的に目を合わせ囁く。
「どうする...?このまま続けて貰うか...別の事で満足して貰うか...言ってみろ...」
その言葉の意味を理解する...
ああ...私が壊れて...いく...
「...もう...舐めないで...嗅がないで...抱いて...ください...お口でもします...何回でも...構いません...からぁ...」
私は...本心で望んでしまった...