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私達が人間を辞めた日
第4章 最下層からの蹂躙

そして最大の娯楽であるこのテレビの映像...
このテレビは通常のテレビ番組も視聴できるのだが、この館に設置されている特定の監視カメラの映像も寿公認で視聴できる。

私は番号で呼ばれる女を「番号持ち」、アルファベットで呼ばれる私達を「待遇者」と呼称している。
この映像は私達待遇者と違い、惨めで悲惨な扱いを受ける番号持ちが受ける仕打ちをリアルタイムで映している物だ。
待遇者は性処理以外にも、稀に寿の酌等の為に呼ばれる事がある。酔いが回りいつもより饒舌になった寿が私に映像の正体を教えてくれた。
寿は表裏問わず社会的身分の高い人物との人脈が広いらしく、その中で歪んだ性癖やストレスをその身分故に発散できない男に、飽きた女を使わせているそうだ。
中にはおぞましい性癖や趣向を好む異常者も少なく無く、モニターの前の番号持ちもこの凌辱が終わる頃には精神を保って入られないだろう。

初めてこの館に連れられた時は勿論ショックで涙したのだが、自分よりも「格下」の人間が居る事が私の精神を安定させている。
私は番号持ちの豚供とは違う...必死に寿を喜ばせ、プライドを圧し殺して服従してきた。
その結果与えられた暮らしが...娯楽が...優越感が...見下す対象の存在が...私の尊厳を守り続けている。

『G...準備しろ...』

モニターを観ていると天井のスピーカーから男の声...寿からの呼び出しだ。
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