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私達が人間を辞めた日
第6章 愛しい人

私の目の前に現れたのは...椅子に手足を拘束され口を塞がれたまま怒りの声をあげて寿を睨む涼....
「ううううううーーーーー!!!!」
私は目眩がするほど頭を振りながら発狂した...
見ないで...こんな私を...見ないで...
涼は相当暴れたのだろう...肘掛けに拘束された両手首には痛々しく血が滲んでいる。
寿は私の顎を掴み涼へと向け...結合部を涼に見せ付けるように腰を突き上げながら私だけに聞こえる音量で囁く...
「この鏡はマジックミラーになっていてな...最初から全部見られてたんだぞ。防音も完璧だから気付かなかっただろう?」
嘘...そんな...
「お前が俺の愛撫に乱れるのも....」
いやぁ...いやぁ...
「はしたない顔で愛液を垂らすのも...」
違うの...私は...涼ちゃんだけの...
「俺の手で絶頂するのも...」
辞めて...言わないで...
「全部...夫に見られてたんだ...」
私は寿の注文通りに...絶望の表情を浮かべているだろう...もう...叫ぶ気にもなれない...
寿は最後に...涼にも聞こえる音量で言った。
「せっかくだから夫に中出しされる姿も見て貰おうか...」

