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私達が人間を辞めた日
第6章 愛しい人

あまりの酷さに絶句する。
涼も17番を見て青ざめている...とても女性の裸体を見た男の反応とは思えない。
「夫にも良い思いさせてやらないとな」
寿が言うと...作業服の男が鋏で涼のズボンを切り裂いた。下着さえ切り裂かれ、涼の肉棒が露出する。
寿がしよう...いや、させようとしている事を悟る。嫌だ...そんな事は...
なんとか立ち上がろうとした私の背中は寿に踏みつけられ...涼が怒りの声を洩らす。
寿は私の口に貼られたガムテープを乱暴に剥がす...唾液でびしょびしょになったハンカチが口から落ちた。
「夫が他の女とするのを見るのと...お前がここで夫とするの...どっちがいい?」
突然無邪気な声を出す寿...
私が...また人前でセックスするの...?
でも...他の女にされるくらいなら...
「わっ...私が...します...」
「...そうか...そこまで夫が大事なら...させたくなくなるな...17番...やれ」
決意を嘲笑うように...私を弄ぶだけの質問だった...
17番は条件反射のような返事をし、涼の前に屈み肉棒を握る。涼が叫んでも全く怯む様子は無い...
「そんなっ!!痛ッ!!」
反論しようとすると背筋を引っ掻かれ...髪を掴まれ...涼に顔を向けられる。
「今からお前が声を出したり...目を閉じたりする度に...夫の爪を剥いでいくぞ?」
この男なら...やりかねない...
私はコクコクと頷く事しかできなかった...

