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私達が人間を辞めた日
第6章 愛しい人

寿は受け取った鋏で私の頬をペチペチと叩きながら涼に言う...
「今から三分以内に射精しなかったら...この女...剥ぐぞ?」
吐き気がする程の恐怖が全身を強張らせる...
涼は引きつった顔をし、その顔を青ざめさせた...
17番は何事も無いように喘ぎ続けている...
「ウウウーーー!!」
涼はポロポロと涙を流しながら狂ったように腰を突き上げた...
「あああんッ!!凄..いっ...んッ!!」
17番もそれに応えるように腰を振る...
楽しそうな寿の笑い声が響く...
涼は私を守ろうとしている...それはわかってる...でも...こんなの...
理由は何であろうと二人は涼の射精という目的の為に体を重ねている。
その光景を目の当たりにした私は涙を抑え切れなかった。
「...ッ...ぅ...」
嗚咽すら声を出したと言われそうで、歯を食い縛り声を抑える。涙が滲む瞳も精一杯開き続けた...
泣いちゃ駄目...私の為に頑張ってる涼ちゃんを困らせちゃう...
理性が精神を気休め程度に宥め...
嫌だ嫌だ嫌だ...私以外の女とそんな事しないで...
本心が暴れる...
二分を少し回った頃...17番が腰を上げると...膣から涼の精液がドロリと溢れた...

