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私達が人間を辞めた日
第7章 妖艶な御下がり

「おーい、新しい相手が来たぞ。いつまで寝てるんだ?」

同僚の花田が23番の頬をぺちぺち叩きながら言う。
23番はようやく俺の存在に気付いたようで虚ろな瞳で俺を一瞥し、飛び跳ねるように立ち上がると、全裸の俺の元に走る。

「ごめんなさい。御主人様をお待たせしてしまいました」

俺の足元に跪き、羞恥心の欠片も感じさせない声音で言った。
御主人様...?同僚達はそのように呼ばせてるのか。
23番は上目遣いで俺を見ると、俺が怒っている訳ではない事を悟ったのか安堵の表情を浮かべて続ける。

「御主人様のチンポが欲しくて堪らないんですぅ...私に御主人様のチンポ...舐めさせてくださいっ」

必死の演技に嘲笑的な笑みが込み上げる。
寿に飽きられ俺達に使われる...それがどんなに危機的状況なのか23番も理解しているのだろう...基本的に俺達に抱かれる女の媚び方は尋常じゃない...
そう...これは性行為のおねだりではなく...心の底からの切実な命乞いだ...

23番は我慢できないという素振りで俺の肉棒の匂いを嗅ぎ...待てをする犬のような座り方で俺を見詰める...

俺は23番を見下ろしながらゆっくり頷いた。
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