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夢のうた~花のように風のように生きて~
第4章 《運命の邂逅》
初めて男を受け容れるお千香の身体のことをもう少し思いやっても良かった。だが、お千香の泣き顔や抵抗に、定市自身かえって煽られた部分が大きかった。昨夜の手荒な扱いは、お千香の心にも大きな傷を与えたに相違ない。今度はもっと優しく抱いて、男女の営みというものが本来は快いもので歓びと伴うものだと教えてやれなければと思った。
そんなことを考えつつ手を伸ばしてみても、傍に横たわるはずの少女のやわらかな身体には手は触れず、空しく宙を泳ぐばかりだ。
そんなことを考えつつ手を伸ばしてみても、傍に横たわるはずの少女のやわらかな身体には手は触れず、空しく宙を泳ぐばかりだ。