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夢のうた~花のように風のように生きて~
第4章 《運命の邂逅》
 事実、初めは、この気の毒な娘が死んでいるのかと思ったほど、娘は身じろぎもせず顔色も紙のように白かった。
 が、徳松はこんな状況でありながら、しばし娘に見惚れた。長い睫が濃い翳を落とし、透き通るようなすべらかな白い肌をしている。間近で見ると、眼の醒めるような美貌であった。
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