この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
夢のうた~花のように風のように生きて~
第2章 《悲劇の始まり》
 それにしても、今夜の定市は妙であった。いつもから冬の空のように冷めたまなざしがいっそう冷え冷えとしている。
 しばらく静かすぎる時間が流れた。
 漸く鉄瓶が白い湯気を上げ始め、お千香は傍らの盆を引き寄せた。だが、湯飲みを持つ手が小刻みに震えて、上手く持つことさえできない。
「どうした、寒いのか、震えているぞ?」
 定市の口調には、どこかこの状況を面白がっているような気配さえある。
/280ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ