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限りの月
第6章 出逢い
「どうぞ」

高田は野菜ジュースの入ったグラスをテーブルの上に置いた。
が、テーブルの角につまずいてグラスが倒れてしまう。

「あっ…」

野菜ジュースは見事に、美織のスカートにかかってしまった。

「うわ、ごめん! マジでごめん!」

高田は急いでタオルを持ってくる。

「大丈夫だよ、拭けばなんとか…」

美織はタオルを受け取り、スカートや足を拭き始めた。


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