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限りの月
第9章 記憶の欠片
「あ、ねぇ、広瀬くんが居なくなったこと、ご両親は知ってるのかな?」
『どうなんだろ…高校出てから一人暮らししてたみたいだから…』
「じゃあ、広瀬くんの実家に行ってみたら何かわかるかも…」
『そっか! あ…でも…一人じゃ…。
美織、一緒に行ってくれないかな?』
美織は一瞬、哲のことが頭をよぎった。
「…うん、わかった」
だけど親友の頼みをほっとくわけにはいかない。
約束をすると美織は電話を切った。
(広瀬くん…)
その時フッと、妙子が言った言葉を思い出す。
『美織と不思議な体験をしたって…』
「あっ…」
美織はあることに気付いた。
『どうなんだろ…高校出てから一人暮らししてたみたいだから…』
「じゃあ、広瀬くんの実家に行ってみたら何かわかるかも…」
『そっか! あ…でも…一人じゃ…。
美織、一緒に行ってくれないかな?』
美織は一瞬、哲のことが頭をよぎった。
「…うん、わかった」
だけど親友の頼みをほっとくわけにはいかない。
約束をすると美織は電話を切った。
(広瀬くん…)
その時フッと、妙子が言った言葉を思い出す。
『美織と不思議な体験をしたって…』
「あっ…」
美織はあることに気付いた。