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限りの月
第9章 記憶の欠片
「…あたしね、みんなが帰った後、たまに広瀬の家に寄ってたの」
「…え?」
美織は妙子の横顔を見つめた。
「一緒に遊びたくて…。だけどいつも断られてた」
「そうなんだ…」
「ほら広瀬、妹いたじゃない?」
「…」
「いつ行っても『妹が病気だから、そばにいてやらなきゃいけないから』って言われてさ…」
(妹…?広瀬くん、妹いたんだっけ…?)
なぜか記憶があやふやだ。
「美織は広瀬んちに入ったことある?」
「あ…ううん。いつも外で会ってたから…」
「やっぱりそうかぁ…」
「…え?」
美織は妙子の横顔を見つめた。
「一緒に遊びたくて…。だけどいつも断られてた」
「そうなんだ…」
「ほら広瀬、妹いたじゃない?」
「…」
「いつ行っても『妹が病気だから、そばにいてやらなきゃいけないから』って言われてさ…」
(妹…?広瀬くん、妹いたんだっけ…?)
なぜか記憶があやふやだ。
「美織は広瀬んちに入ったことある?」
「あ…ううん。いつも外で会ってたから…」
「やっぱりそうかぁ…」

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