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第10章 歪んだ愛

その時、ギシッと音がした。

「…っ」

感覚が鈍くなってるのか、どこから音がしているのかわからない。

ギシッ… ギシッ…

その音に美織は恐怖を覚える。

（いやっ…助けて…助けて!!）

ガチャガチャガチャッ

「…っ！」

美織の体がビクンッと跳ねた。

キィィィ…

光が差し込む。
美織は眩しくて、両手で顔を覆った。

「…美織」

低い男性の声が聞こえる。