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限りの月
第10章 歪んだ愛
「あの、哲さん…ここどこなの?」
「ん? 別荘だよ、たまにはこういうのもいいだろう?」
哲はキッチンでお湯を沸かし始めた。
コップを2つ用意する。
「どうして…あんなこと、したの?」
美織は複雑な表情で哲を見つめた。
「…どうして? 言っただろう、美織が俺の言うことを聞かないからだよ。だからお仕置きしたんだ」
哲はビンに入ったコーヒーの粉をコップに2杯入れた。
「お仕置きとか、もうしないって…」
「あまりにも目に余るからだよ」
「…っ」
「それに俺がいるのに、他の男のことばかり考えて…」
哲の表情が変わった。
「俺はまだ許してないからな」
「…っ」
その冷たい表情を見て、美織はビクンと身体を震わせた。
「ん? 別荘だよ、たまにはこういうのもいいだろう?」
哲はキッチンでお湯を沸かし始めた。
コップを2つ用意する。
「どうして…あんなこと、したの?」
美織は複雑な表情で哲を見つめた。
「…どうして? 言っただろう、美織が俺の言うことを聞かないからだよ。だからお仕置きしたんだ」
哲はビンに入ったコーヒーの粉をコップに2杯入れた。
「お仕置きとか、もうしないって…」
「あまりにも目に余るからだよ」
「…っ」
「それに俺がいるのに、他の男のことばかり考えて…」
哲の表情が変わった。
「俺はまだ許してないからな」
「…っ」
その冷たい表情を見て、美織はビクンと身体を震わせた。