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限りの月
第10章 歪んだ愛
「下着は邪魔だ」

「えっ…」

そう言うと、哲はショーツにも手をかけた。

「やっ…」

一気にずりおろすと、美織の足首を持ち上げ、ショーツを完全に剥ぎ取る。

「…っ」

恥ずかしくなった美織は、その場にうずくまった。

「美織、そのままワンピースを着ろ」

「え…」

美織の顔が青ざめる。

「やっ…そんなの…」

ワンピースは薄い生地だ。
何もつけてなければ、うっすらと見えてしまうだろう。

しかも胸元がガバッと開いている。
下着をつけてなかったら…

美織は頑なに拒否をした。
だが、それは哲のひとことで簡単に崩されてしまう。

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