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限りの月
第10章 歪んだ愛
「素直になれ、美織…」

哲は美織のワンピースのファスナーを一気に下げると、腰まで脱がした。

「やあっ…!!」

美織の上半身が露わになった。

(やだっ…!なんでっ…こんな……)

「もうお前は普通のセックスじゃ満足できないんだよ。だから俺がお前の願望を叶えてやる」

「願望!? 私、そんなこと、望んでな…」

その時、車の走行音が聞こえてきた。
美織の身体がビクッと固まる。

だが哲は構わず、美織の胸に吸い付いた。

「んんっ…!」

チュッ… ちゅく… コリ…

「…あっ…」

引き剥がそうと哲の肩に手を置くが、全く力が入らない。

ライトが美織たちを照らす。
美織は恥ずかしくなり、反対側に顔を逸らした。

車は何台か通過する。
その間にも胸を弄られ、快楽が再び身体を支配し始めた。

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